台湾
撮影の下見中の映画監督、ヘリ墜落で死亡
毎日新聞 2017年6月10日 20時55分(最終更新 6月10日 20時55分)
【上海・林哲平】台湾東部の花蓮県で10日午前11時(日本時間同正午)ごろ、映画監督の斉柏林氏(52)が乗った民間航空会社のヘリが墜落し、斉氏ら搭乗の3人全員が死亡した。斉氏は空撮映像で台湾の自然の美しさと環境破壊の現状を伝えたドキュメンタリー映画「天空からの招待状」(原題「看見台湾」、2013年公開)で知られ、この日は続編作品の撮影に向けた下見をしていた。
「天空からの招待状」は日本など30カ国以上で公開され、台湾では映画で紹介された地点の環境調査も行われるなど社会を動かした。斉氏は8日の記者会見で続編の計画を発表したばかりだった。続編では日本や中国での撮影も予定されていた。
https://mainichi.jp/articles/20170611/k00/00m/030/031000c