マクドナルド、ポテトM・Lサイズの販売を7日から再開
小売り・外食
2022年2月4日 11:43 (2022年2月4日 13:05更新)
日本マクドナルドは4日、Sサイズのみに限定していたフライドポテト
「マックフライポテト」のMとLサイズの販売を7日午前10時30分から再開すると発表した。
約1カ月間、サイズを限定したことなどで十分な在庫が確保できたと判断した。
ナゲットとポテトをセットにした夜メニュー「ポテナゲ」の販売も再開する。
同社は「当面の通常販売を継続できる在庫を確保できた」と説明する一方、
「輸入遅延は完全には解消されておらず、港湾の混雑や作業の遅れなどは今後も予断を許さない」と話す。
海外では4日時点でインドネシアやマレーシアのマクドナルド店舗がポテトの販売サイズを制限している。
コンテナ不足や天候不順などが重なれば国内で再びポテトを販売制限する可能性がある。
日本マクドナルドは加工済みのポテトを北米から船便で輸入している。
寄港地であるカナダ・バンクーバー港近郊での水害や大雪、
世界的なコンテナ不足に加えて海上の悪天候も重なり輸入が遅れていた。
1月9日からポテトの販売をSサイズに限定していた。
ハンバーガーとのセットメニューのポテトもSサイズのみとし、通常のセット価格の50円引きで販売していた。
サイズ制限で供給量を減らすことに加えて、
航空便のほかバンクーバー港を経由しない北米東海岸ルートの船便も手配することで輸入の遅延リスクを抑え、
在庫を積み増した。
日本マクドナルドは2021年12月下旬にも一週間程度、輸入遅延によりポテトの販売制限を実施したが、
通常販売の再開後もマクドナルドの想定を超えて船便の到着が遅れたことで22年1月に再び販売制限に踏み切った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC042JN0U2A200C2000000/