https://mainichi.jp/articles/20210608/k00/00m/040/158000c
毎日新聞 2021/6/8 16:13(最終更新 6/8 16:13) 427文字
記者会見に臨む赤羽一嘉国土交通相=東京都千代田区霞が関2の国土交通省で2021年6月8日午前9時13分、岩崎邦宏撮影
国土交通省の男性職員6人がセクシュアルハラスメント(セクハラ)行為をしたとして2020年度に懲戒処分を受けた問題で、赤羽一嘉国交相は8日の記者会見で「個人が特定されない形で、省内でどのような注意喚起が可能か検討したい」と述べ、再発防止策の見直しを検討する考えを明らかにした。
赤羽氏は、6人の処分を公表しなかった理由について「被害者や関係者のプライバシーなどの権利を侵害する恐れがあり、被害者も公表を望まなかった」と説明。被害者らのプライバシーを侵害する恐れがある場合は懲戒処分を非公表にできると規定した人事院指針に沿った対応だとの認識を改めて示した。その上で「今後も人事院指針に従い、個別に判断をした上で適切に対応したい」と述べた。
国交省は出先機関に所属する男性職員6人に対して減給と戒告の処分を出したが公表せず、省内でも共有していなかった。専門家からは「再発を防ぐため、個人を特定せずに組織内で共有すべきではないか」との声が出ていた。【岩崎邦宏】
毎日新聞 2021/6/8 16:13(最終更新 6/8 16:13) 427文字
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記者会見に臨む赤羽一嘉国土交通相=東京都千代田区霞が関2の国土交通省で2021年6月8日午前9時13分、岩崎邦宏撮影
国土交通省の男性職員6人がセクシュアルハラスメント(セクハラ)行為をしたとして2020年度に懲戒処分を受けた問題で、赤羽一嘉国交相は8日の記者会見で「個人が特定されない形で、省内でどのような注意喚起が可能か検討したい」と述べ、再発防止策の見直しを検討する考えを明らかにした。
赤羽氏は、6人の処分を公表しなかった理由について「被害者や関係者のプライバシーなどの権利を侵害する恐れがあり、被害者も公表を望まなかった」と説明。被害者らのプライバシーを侵害する恐れがある場合は懲戒処分を非公表にできると規定した人事院指針に沿った対応だとの認識を改めて示した。その上で「今後も人事院指針に従い、個別に判断をした上で適切に対応したい」と述べた。
国交省は出先機関に所属する男性職員6人に対して減給と戒告の処分を出したが公表せず、省内でも共有していなかった。専門家からは「再発を防ぐため、個人を特定せずに組織内で共有すべきではないか」との声が出ていた。【岩崎邦宏】