https://mainichi.jp/articles/20210812/k00/00m/040/125000c
毎日新聞 2021/8/12 15:03(最終更新 8/12 16:23) 451文字
大会組織委員会の橋本聖子会長(右から2人目)と原爆資料館に向かうIOCのトーマス・バッハ会長(同3人目)=広島市中区で2021年7月16日午後1時36分、山田尚弘撮影
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が7月、広島市を訪問した際の警備費について、広島県・市が東京オリンピック・パラリンピック組織委側に負担を求めたところ受け入れられなかったことが県と市への取材で分かった。民間警備会社に委託した費用計約379万円は県と市で折半する。
バッハ氏は来日前から広島訪問に強い意欲を示し、7月16日に同市中区の平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を視察。組織委の橋本聖子会長も同行した。県警が警備にあたったほか、県・市は公園への立ち入りを規制、警備を警備会社に委託した。
県・市はバッハ氏訪問前に組織委と協議し、費用の負担を組織委側に求めたが受け入れられなかったという。市の担当者は「警備の必要性があり支出も適切と判断し、県と市で受け入れることとした」と話した。
2019年11月にフランシスコ・ローマ教皇が広島訪問をした際にも、警察のほかに平和記念公園で市職員が自主警備に当たり、その際に使用した柵の設置費用99万円を県と市が折半したという。【賀有勇】
毎日新聞 2021/8/12 15:03(最終更新 8/12 16:23) 451文字
![バッハ氏の広島訪問警備費379万円、県と市で折半 組織委負担せず [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/07/16/20210716k0000m040385000p/9.jpg)
大会組織委員会の橋本聖子会長(右から2人目)と原爆資料館に向かうIOCのトーマス・バッハ会長(同3人目)=広島市中区で2021年7月16日午後1時36分、山田尚弘撮影
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が7月、広島市を訪問した際の警備費について、広島県・市が東京オリンピック・パラリンピック組織委側に負担を求めたところ受け入れられなかったことが県と市への取材で分かった。民間警備会社に委託した費用計約379万円は県と市で折半する。
バッハ氏は来日前から広島訪問に強い意欲を示し、7月16日に同市中区の平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を視察。組織委の橋本聖子会長も同行した。県警が警備にあたったほか、県・市は公園への立ち入りを規制、警備を警備会社に委託した。
県・市はバッハ氏訪問前に組織委と協議し、費用の負担を組織委側に求めたが受け入れられなかったという。市の担当者は「警備の必要性があり支出も適切と判断し、県と市で受け入れることとした」と話した。
2019年11月にフランシスコ・ローマ教皇が広島訪問をした際にも、警察のほかに平和記念公園で市職員が自主警備に当たり、その際に使用した柵の設置費用99万円を県と市が折半したという。【賀有勇】