山陽新聞デジタル 3/24(金) 8:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00010000-sanyo-l33
カップ麺をいなりずしと団子入りすまし汁に―。そんな大胆なアイデアで、津山東高(岡山県津山市林田)の食物調理科1年森岡優衣さん(16)が、
即席麺を活用したメニューの出来栄えを競う「第15回インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト2017」(日本即席食品工業協会主催)の頂点に立った。
今回のテーマは「おいしく健康的に食べられる栄養たっぷりのメニュー」。大学や高校、専門学校で調理を学ぶ全国の学生、生徒らから2042品の応募があり、レシピと写真による書類審査で、12品が2月下旬に東京であった決勝に進んだ。
森岡さんの作品は、きつねうどんを基にした「さっぱりいなりずし~岡山の山の幸」。麺は細かく砕いて湯で戻し、半分は酢飯と、刻んだ津山産ショウガやたくあんと一緒に付属の油揚げに詰めた。
もう半分の麺はすり鉢で練って揚げ、もちもちした食感の団子にして粉末スープの吸い物に入れた。一つのうどんで2品仕上げたことや独創性、ユズや木の芽を添えるといった見た目へのこだわりが評価されたという。
同コンテストでの岡山県勢の優勝は初めて。森岡さんは「身近な食べ物が試行錯誤で次々と違う姿になるのが面白かった。今後もいろいろな食材に興味を持ち、新しい発想のヒントを常に探したい」と、さらなる挑戦に意欲をのぞかせている。