国民民主、両共同代表が初質問 「解決型」に上滑り感
■結局モリカケ 支持率に「ご祝儀」なく1.1%
新党「国民民主党」の大塚耕平、玉木雄一郎両共同代表が14日、参院と衆院の
予算委員会でそれぞれ質問に立ち、新党トップとして初めて安倍晋三首相と対決
した。両氏はともに「解決型政党」のアピールから質問を切り出し、他の野党
との差別化を図ったが、その内容に新味は乏しかった。
「対決だけではなく解決を重視する政党として、諸課題の解決策を具体的に
建設的に提案していきたい」
玉木氏は衆院予算委の質問の冒頭で、高らかに宣言した。新党では「原則審議拒否
はしない」と公言した玉木氏だけに、新たな野党像を模索する気構えを示したか
ったようだ。
しかし、続く言葉は「外交を中心に質問したいが、まず、やはり加計学園問題に
ついても質問したい」。その上で、加計問題に絡む中村時広愛媛県知事の国会招致
などを繰り返し訴え、モリカケ一辺倒の他党との差異は分かりにくかった。
大塚氏も参院予算委で、「対決よりも解決」のフレーズをしきりに口にしたものの、旧民進党時代との違いは判然とせず、上滑りの感は否めない。
共同通信社の12、13日の世論調査では国民民主党の支持率は1・1%で、野党
第一党の立憲民主党と12・2ポイントもの差がついた。国民民主党に「期待しない」との回答は74・3%に達し、結党直後の「ご祝儀相場」すらない窮状にある。
党執行部が描くのは、建設的な論戦を挑む中で「政権に批判的な穏健保守層」
(党関係者)を取り込む路線だ。大塚氏は9日の党会合で、立民党を念頭に「偏っ
た野党では政権には近づけない」と語った。
ただ、発言が報道された途端、大塚氏は立民党の枝野幸男代表に電話をかけて謝罪
した。独自色追求と野党共闘のはざまで、新党は立ち位置が定まらずに漂っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000062-san-pol
■結局モリカケ 支持率に「ご祝儀」なく1.1%
新党「国民民主党」の大塚耕平、玉木雄一郎両共同代表が14日、参院と衆院の
予算委員会でそれぞれ質問に立ち、新党トップとして初めて安倍晋三首相と対決
した。両氏はともに「解決型政党」のアピールから質問を切り出し、他の野党
との差別化を図ったが、その内容に新味は乏しかった。
「対決だけではなく解決を重視する政党として、諸課題の解決策を具体的に
建設的に提案していきたい」
玉木氏は衆院予算委の質問の冒頭で、高らかに宣言した。新党では「原則審議拒否
はしない」と公言した玉木氏だけに、新たな野党像を模索する気構えを示したか
ったようだ。
しかし、続く言葉は「外交を中心に質問したいが、まず、やはり加計学園問題に
ついても質問したい」。その上で、加計問題に絡む中村時広愛媛県知事の国会招致
などを繰り返し訴え、モリカケ一辺倒の他党との差異は分かりにくかった。
大塚氏も参院予算委で、「対決よりも解決」のフレーズをしきりに口にしたものの、旧民進党時代との違いは判然とせず、上滑りの感は否めない。
共同通信社の12、13日の世論調査では国民民主党の支持率は1・1%で、野党
第一党の立憲民主党と12・2ポイントもの差がついた。国民民主党に「期待しない」との回答は74・3%に達し、結党直後の「ご祝儀相場」すらない窮状にある。
党執行部が描くのは、建設的な論戦を挑む中で「政権に批判的な穏健保守層」
(党関係者)を取り込む路線だ。大塚氏は9日の党会合で、立民党を念頭に「偏っ
た野党では政権には近づけない」と語った。
ただ、発言が報道された途端、大塚氏は立民党の枝野幸男代表に電話をかけて謝罪
した。独自色追求と野党共闘のはざまで、新党は立ち位置が定まらずに漂っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000062-san-pol