![山崎拓氏の辻元清美氏応援「厳正な処分求めたい」 衆院選大阪10区自民・大隈和英氏が激白 [きつねうどん★]->画像>4枚](https://www.sankei.com/resizer/qwvEIG9pF-6kAUbjTVIVwGmYdZc=/730x0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/4ROFSKC47RNEZE5FEXH3YQULRQ.jpg)
山崎拓氏
先の衆院選で、自民党の山崎拓元幹事長が、大阪10区(高槻市など)に立候補していた立憲民主党の辻元清美副代表を応援し、「反党行為」に問われた問題で、新たな展開だ。自民党の党紀委員会が13日にも開かれ、山崎氏への処分が決まりそうなのだ。同区に出馬した自民党の大隈和英前衆院議員に、山崎氏や党への思いを聞いた。
「選挙戦の終盤で、まさか野党の公認候補を応援するとは、誰が見てもこれ以上ない反党行為だ。党本部には、厳正な処分を求めたい」
大隈氏は夕刊フジの取材に、こう語った。
山崎氏は選挙終盤の10月27日に大阪入りし、辻元氏の応援弁士として街頭に立つと、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党だ。辻元清美が当選すれば日本の政治のためになる」と訴えた。
自社さ連立政権時代からの親交があるとはいえ、自民党公認の大隈氏の選挙を妨害し、敵に塩を送る行動である。自民党府連は翌28日、党本部に山崎氏の「除名」を求めて上申した。
選挙で大隈氏は、辻元氏と日本維新の会の池下卓氏との三つどもえの戦いに敗れ、落選した。辻元氏も議員バッジを失った。
大隈氏は「ヤマタクさん(=山崎氏)の発言は、維新から『これだから自民党はダメなんだ』と、攻撃材料に使われた。大阪に限らず、近畿ブロック全体の自民党が影響を受け、厳しい状況に追い込まれた」「自民党では、後ろから鉄砲を撃つようなことは決してあってはならない。この点はヤマタクさんも自覚すべきではないか」と指摘した。
問題発言の後、山崎氏からは、大隈氏にも、同氏が所属する麻生派にも謝罪の連絡はないという。
大隈氏は「ヤマタクさんはかつての実力者で、党の功労者だとはいえ、タブーをつくってはならない。先の党総裁選でも、党改革を求める強い声が上がった。ここは、自民党の自浄作用が問われている」と語った。
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