鳥取県の平井伸治知事は9日、新型コロナウイルス感染症のドライブスルー方式とウオークイン方式のPCR検査を、4月下旬にも導入する方針を示した。
医療現場と切り離し、医師の負担軽減や院内感染防止につなげる狙い。1回ごとに防護服を着脱する手間が減り、検査数が増えた場合の効率化も見込む。従来通り、
医師が必要と判断した場合に実施する。全国でも珍しいという。
県内3カ所の医療機関や保健所の駐車場で実施する方向。車に乗ったまま、窓越しに鼻の奥からの検体採取を行う。ウオークイン方式はウイルスが外に漏れない
陰圧テントを駐車場に設けて行う。検体は県衛生環境研究所(湯梨浜町)か鳥取大医学部付属病院(米子市)に送る。
県は、症状は軽微だが感染拡大地域に訪問した人なども含め、医師が必要と判断したPCR検査を全て受け入れている。7日までに255件実施し、全て陰性だった。
くしゃみで飛沫(ひまつ)が飛び散り、医師の感染や院内感染につながるリスクがあるため、検査態勢の改善を図る。
中国新聞社
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