https://news.yahoo.co.jp/articles/502e63fe19ceda605ce91f9cacfdd3012e5b4262
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地元では、「幻の魚」や「高級魚」として知られる「アコウ」の漁獲量を増やそうと、広島・尾道市で5日、稚魚が放流されました。
尾道市と地元の漁協は、毎年、この時期にアコウの稚魚を放流しています。用意されたのは、体長7センチ前後の稚魚およそ1万匹です。
沖合から7キロほど離れた加島の漁場で、専用の網を使って、稚魚が分散せず身を隠せるよう、水深7メートルまで下ろして放流します。
ハタと同じ仲間のアコウは、夏の旬の時期には大きいもので1匹3000円以上する高級魚として知られています。
アコウの漁獲量を増やそうと、14年前から稚魚の放流を始めました。
かつては数匹しか獲れない幻の魚でしたが、現在は1度の漁で100匹以上獲れるなど、順調に漁獲量が増えているということです。
「近隣の漁業者のためにもアコウという魚を減らすことなく、この状況を維持しながら、放流事業にも力を入れていきたい。」(尾道漁業協同組合 藤川伸一組合長)
5日は、向島や因島でも放流が行われました。稚魚は2年ほどで市場に流通できる大きさまで成長するということです。