
人生で「50年以上働く時代」に求められる働き方
20年ほど前までは高校や大学を卒業する20歳前後から60歳までの40年働く時代でしたが、現在は65歳までの45年働く時代となっています。
それが平均寿命が延びたことによって、リンダ・グラットン氏が提唱するように「人生100年時代」となり、将来的には20歳前後から70歳以上まで「50年以上働く時代」が訪れようとしています。
そうなると、単に働く時期が延びるだけでなく、これまでとはまったく違った人生設計や働き方が必要になってくるでしょう。
なによりますます競争が激化するなか、会社そのものが50年以上続く保証はどこにもありません。たとえ会社名が変わらなくても、会社の業態が変わったり、会社内で職種が変わったりすることも考えられます。
かつてのように「定年までひとつの会社に勤めあげればよい」という考え方はもはや“幻想”と思ったほうがいいでしょう。
そのような変化にただ抗おうとしても会社、あるいは仕事がなくなってしまいかねません。
時代の変化に立ち向かうのではなく、もっとしなやかに、時代の変化に対応していかないと安定して働くことはできないと思います。むしろ安定しようとすればするほど不安定になるかもしれません。
◆今年、百歳になるのは約3万人
2018年度中に百歳になる人は「32,241人」で、昨年度よりも144人増えました。また、住民基本台帳を基にした「百歳以上の高齢者数」は「69,785人」で、前年よりも2,014人増えています。
百歳以上の高齢者のうち、「男性」は8,331人、「女性」は61,454人で、女性が88.1%を占めています。なお、2017年9月の時点では、男性の最高齢者は113歳、女性の最高齢者は115歳となっています。
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https://www.moneypost.jp/508919
人生100年時代について(人生100年時代構想会議中間報告より引用)
ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。
人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000020743