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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210828/k10013229061000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_022 パラリンピック 車接触で試合欠場 組織委「心よりおわびする」
2021年8月28日 15時26分
東京パラリンピック、柔道の日本代表、北薗新光選手が26日に選手村で自動運転の車と接触し、体調不良を理由に28日の試合を欠場したことについて、大会組織委員会は「心よりお見舞い、おわびするとともに、選手に聞き取りをしながら、きちんと対応したい」と述べました。
警視庁によりますと、パラリンピックの柔道男子81キロ級の北薗選手は26日午後、東京 中央区晴海にある選手村で自動運転の電気自動車と接触し、頭と足を打って選手村にある診療所に搬送され、全治2週間のけがをしたということです。
北薗選手は28日の試合の予定でしたが、体調不良を理由に欠場しました。
これを受けて、大会組織委員会メインオペレーションセンターの中村英正チーフらが会見し、「心よりお見舞い、おわびするとともに、選手に聞き取りをしながらきちんと対応したい。事案はおとといのうちに把握し、もっと早く報道対応するべきだったが、事実確認に時間がかかった。遅くなったことは申し訳なく思っている」と述べました。
また、JPC=日本パラリンピック委員会の高橋秀文副委員長は「脳の検査では異常はなく、明らかな外傷もないが、本人が食欲不振といった体調不良を訴えた。車との接触によって体調不良が起こったのかは分からない」と説明しました。
北園選手と接触した自動運転の車はトヨタ自動車が開発し、選手村で選手や大会関係者の移動に使われていて、事故のあと運行を停止しています。
当時は、不測の事態に対応するためオペレーター2人が乗っていたということで、組織委員会の中村チーフは「オペレーターはトヨタ自動車から派遣され、事前にトレーニングするなど安全対策を進めてきたが、事故が起きてしまった。原因を分析し再発防止に努める」と話しました。