福岡県久留米市の中学校に通う2年生の男子生徒(14)が
自宅マンションから飛び降り自殺したことが27日、分かった。
複数の同級生の証言などから、両親は「自殺の原因はいじめではないか」
と判断、学校に調査を依頼するとともに、同学年の保護者全員に手紙を郵送し、
情報収集を進めている。学校は28日に両親に対し、調査の中間報告をする予定。
家族によると、自殺したのは15日午後5時40分ごろ。
大きな音に気付いたマンション住人が見つけた。
最上階の14階通路には、携帯電話や財布が並べられ、遺書はなかったという。
生徒は10月中旬から、食欲が極端に落ち、今月12日、
兄に「学校で友達にシカト(無視)され始めた」と打ち明けた。
亡くなった後、両親に同級生や保護者から「仲間外れにされていた」
「中傷するような呼び名をつけられた」などの情報が寄せられた。
学校側は19日、緊急保護者会を開き、生徒の死を報告した。
保護者からは「原因はいじめではないか」という質問もあったが、
いじめには触れないままだったという。
中学校の校長は「今のところ、いじめの有無は正確には把握できていない。
他の生徒への影響も考え、強引な情報収集はしなかった」と話している。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/news0211/news1128m2.htm (リンク先削除)